|
|
ばなな村 開村記 2
|
[subscriber:firstname | default:Subscriber]さん
|
|
|
|
|
|
[subscriber:firstname | default:Subscriber]さん
|
ばななが舘林という縁もゆかりもない土地で過ごす時間を綴った
|
息子はテストだというので登校していきました。 幸い、午前中のみ。 午後は舘林の家に帰ってくることに。 茂林寺という最寄り駅へぼくが迎えに行くことにななりました。
|
午前中は、鴻巣の荷物搬出、午後は館林の荷物運び。 引っ越し業者の担当、工藤さんという方はとっても愛想がいい方で たくさん話しかけてきました。
|
「25年も住まわれていたんですね」 「転勤なんですか」 ほかのスタッフが無愛想だったので、際だっていい人に見えました。
|
「荷造り上手ですよ」 ぼくらをさりげなく褒め、 ちょっとでも手伝おうとすると 「大丈夫です」と制してくれました。
|
館林の家には、備え付けの家具があるため、 8月からかなりの家具を捨てていってました。
|
家電リサイクル法が始まるよ、と言い出した頃で タンスを出せば夕方には誰かが勝手に持って行ってくれた そんな時代でした。
|
今や家具を捨てるのにもお金がかかるようになりました。 事前に引き取り会社に見積もりをしてもらったら35000円も請求されました。
|
「いいですよ、ぼくらが処分しますよ」 工藤さんが神に見えた。
|
冷蔵庫や掃除機など昨日まで使っていたので どかすとものすごい量のほこりが出ました。
|
冷蔵庫は8年くらい使っていた。 ほこりの中から子どものおもちゃがでてきたのでびっくりしました。
|
そのたびに、ぼくらの夫婦の思い出が、子育ての思い出が
|
当たり前だと思っていたことが変わっていくことに 寂しさを感じました。
|
明日も、引き継ぎのためここに来るんだけれど 多分今日と違う気持ちなんだろう。
|
部屋たちに、場所に 「ありがとう」をいって館林に向かいました。
|
テストが終わった息子とラインでやりとりする。 ちょうど待つことなく茂林寺駅で落ち合えそうだ。
|
待ち合わせ場所の茂林寺という駅は各駅停車しか止まらない。 何らかの理由で準急か急行に乗って 館林に行ってしまったんだろう。
|
そもそも息子の高校の駅は準急も急行も止まらないから 乗り過ごすとしたら一度反対にいって、 気づいて慌てて飛び乗ったやつが急行か準急だったんだろう。
|
「どんどん荷ほどきしちゃってください 段ボール持って行くから」 って言われガンガン荷ほどきをする。
|
やがて引っ越し業者の方が帰って行くと なんか急に寂しさがこみあげ
|
あれっ、4人で外でご飯を食べるの 今年の正月以来かもしれない。
|
引っ越しで娘のマメさがよくわかった。 なんかこの間話もするようになりました。
|
https://yokayoka-gakuin.com/
|
|
|
|
|
|
|
No.1879
|
|
|
|
|