学校のせんせいと言うと 勉強を教えている人 というイメージがありますが、 それこそほんの一部です。
ホントですよ。
じつは家庭カウンセラーだったり 夫婦相談員だったり お母さんのケア担当だったりします。
というのも 勉強も 規律もマナーも
子どもの背景にある家族が安定すると すべて上手くいくので
たいていの先生は 子どもに直接正すよりも
家族を巻き込んで お母さんの心理を安定させると 効率が良いことを知っています。
あるいは、知らなくっても 必然的に そのごたごたに巻き込まれてしまいます。
わたしも いくつもの子どもの問題行動に直面しましたが
結果的には 家族間のゆがみ 特に夫婦間のゆがみ (別居していても間接的にゆがみは残っています) が反映されているケースが 圧倒的多数を占めています。
そこで感じることは
子どもが抱えている悲しみや不安は ほとんど 夫婦が抱えている悲しみや不安です。
子どもが自己承認が欲しくって 問題行動を起こしているのなら
夫婦の中にもお互いに認めてもらっていない という感情がくすぶっています。
子どもの事件ががきっかけで お互いが承認し合うようになると
子どもは別人のように落ち着いてきます。
そう考えると
子どもというのは 自分の至らない点を教えてくれる 愛情深き存在であるのと同時に
結婚というのは 二人でお互いの問題を解決する チャレンジタイムだと言うことを
せんせいになって教わりました。
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