「あなたのかかりをしようよ! 自分と周りを幸せに出来るよ」 |
お子さんを見ていると、お母さんの「がんばり度」がわかります。
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授業中もぼんやりしていて自分の長い髪の毛をずっといじっています。
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得意げに、自慢げにゲームの話をする上に、弁が立つので、
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ゲームのできない子をからかったり馬鹿にしたりするようです。
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サッカーボールをドリブルしながらするリレーの最中、突然、彼女が座り込みました。
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という言葉が出てきたときには、授業が終わっていました。
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そういう子どもたちを教室に返して、その子と話をしました。
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子どもが何を伝えたいのか気づくことができるようです。
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ですから子どもに「今、こう感じているの?」って聞くとえっ、とびっくりされます。
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わかりすぎて、ついつい授業をやめてしまうんですけれどね。
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「うまくやらなくっちゃ、と苦しかったんだね」と誰にいうでもなく言いました。
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うまくやると、お母さんに承認にしてもらえるようです。
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完全に頑張り疲れで、「承認してもらえないなら、やらない」と短絡的になっているようです。
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「うまくやろうと思って頑張ったんだね」またうなずきました。
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「じゃあ、あなたが一生懸命やっていることをバカにする子がいたらぼくに言ってください。決して許さないから」
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それ以来、今に至るまで、体育をとっても楽しそうにやっています。
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不思議なもので、自分がやる、って決めると、ミスをしても周りから「○○らしい」ってとがめられないんですね。
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「上手くやること」「規準を満たしながらやること」というとらわれがあるから苦しいのです。
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楽しくって仕方の無いこと、気づいたらやっていたことを「どりょくしている」とは言わないですものね。
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わたしたちの中にある「本当は?」という問いかけを無視していくと、自分が嫌いになっていきます。
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そして、そういう子どものお母さんは頑張り屋さんです。
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しばらくたって、参観日に来たおかあさんにこのことを話しました。
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視線を感じたので、そちらを向くと、お母さんを心配そうに見つめているその子がいました。
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手招きすると、おかあさんの側にピッタリかけよりました。
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お母さんが頑張ることから降りると、子どもは嘘みたいに無駄な頑張りをやめます。
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ぼくは、このように、子どもが劇的に変わる瞬間をぼくは何度も見てきました。
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ただ「お母さん」だって「それでいい」って言えない日もあります。
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むしろくたくたに疲れて「言って欲しい」と思っている方だっているでしょう。
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